訪問歯科の重要性

Point

訪問歯科が欠かせない時代へ

訪問歯科が欠かせない時代へ

高齢社会の日本においては、ご自宅や介護施設などでもクリニックと同等の歯科診療を受けられるようにすることが必要とされています。

しかし、現実にはまだまだそのような状況にはなく、病気の治療や介護は受けているにもかかわらず、お口の中だけはケアが行き届いていないということが珍しくありません。

本来は訪問歯科が必要であるものの、何らかの理由で受けていない方は、日本全国に数十万人もいると言われています。

ついつい疎かにしてしまいがちなお口ですが、食べ物を食べるためには欠かせない機能を持つところです。

また、お口の中の健康状態が損なわれると、全身疾患にも影響を与えることができます。

お口の中もしっかりと治療することで、できるだけ高いQOLを保つようにしましょう。

誤嚥性肺炎とは

訪問歯科で重要なのは、虫歯などの痛みの治療だけではありません。

お年寄りや病気を抱えている方や障碍者など、訪問歯科を必要としている方の多くは「咀嚼(噛む)」「嚥下(飲み込む)」にも問題を抱えており、不衛生な口腔環境で、かつ誤嚥(飲み込んだものが気管に入る)が起きると、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。

誤嚥性肺炎の基礎知識

 

飲み込んだ飲み物や食べ物は、通常、食道の方に流れていきます。しかし、飲み込む力が衰えてくると、それらが食道ではなく気管の方に入ってしまい、時には肺にまで達することになります。

そして、普段何気なくしている「唾液を飲み込む」という動作においても、このような誤嚥をすることはあります。その時、お口の中が不衛生で唾液が通常の何倍も細菌を含んでいたらどうなるでしょうか。

肺の中で細菌を排除しきれず、増殖して炎症を起こしてしまいます。これが誤嚥性肺炎と呼ばれるもので、時には死に至ることもあります。

誤嚥性肺炎を防ぐ2つのポイント

 

ここまでご説明してきました通り、誤嚥性肺炎を防ぐためには、まずお口の中を定期的にお掃除していつも衛生的な状態にすること、そして誤嚥を減らすことが重要になります。

当然、訪問歯科ではこれら両面から誤嚥性肺炎を防ぐための処置や指導をさせていただきます。

口腔ケアが、免疫力も向上させる

口腔ケアが、免疫力も向上させる

お口の中をきれいにし、正しく飲み込めるようにすることは、誤嚥性肺炎を防ぐだけでなく他にも様々な効果をもたらします。

その一つが免疫力の向上です。自分で食べるという動作は、栄養を摂取するためには欠かせないことです。

口腔ケアを始めてからお口の中の状態が良くなり、食欲も高まって以前よりしっかりと食べるようになった。その結果、病状が改善してきた。そういった方はたくさんいらっしゃいます。

 

そして、自分で食べるという喜びは、QOLを向上させるという意味でも欠かせないものです。

健康な私たちは普段気にすることはありませんが、「食べる」ということの大切さを見直し、お年寄りや病気の方ができるだけきちんと「食べる」ことができるように一緒に取り組んでいきましょう。 

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